ゲームには不思議な魅力があります。
RPGが始まる前、子供が現実世界から空想世界に浮遊するには小説や童話などが必要でした。
その内に「ゲームブック」というものが発売されるようになりました。
これはストーリーに合わせて進めていくのですが、途中で選択肢を求められます。
どの選択をするかで次に開くページが変わってきます。
結果が自分の思い通りのものでなくても、面白くて結構夢中になったのを覚えています。
小説や童話と違い、自分で人生を選んでいくという決断を迫られることが面白かったのだと思います。
何冊か種類があって、数冊持っていましたが途中からRPGが世の中に出回り、自然とRPGに移っていき、気づいた時はゲームブックは目にしなくなっていました。
今でも販売されているのかはわかりませんが、RPGの基本になったものかもしれません。
RPGのエンジニアを目指す人や、今現在エンジニアとして活躍している人も多くいると思いますが、RPGで一番大切なのはストーリー展開だと思います。
どこかの少年漫画ではありませんが、出来れば夢や勇気といった明るいものをテーマにしたものが、プレイする子供たちに大きく影響を与えると思います。
子供たちの感性や能力は大人の想像を超えています。ですからゲームから受ける影響は想像を遥かに超えます。
昔は大人との関わりや、年上の子供たちと遊ぶことで学んでいたことを今はゲームの中で学ぶ場所がないのです。
ですから主人公のキャラクターも大切です。やたらと強いだけの主人公ではいけません。
本当の優しさとは何か、本当の強さとは何かといったことをゲームを通して教えていくのです。
これからの未来ある子供たちに影響を与えていくことが出来る、そんな仕事がRPGのエンジニアの仕事かもしれません。
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